TABLE TENNIS · FIRST GAME GUIDE
卓球のタイムアウトと休憩|タオルの6点・ゲーム間の1分を読む
ラリーが止まり、選手がタオルへ向かったり、ベンチで話したりする時間。止まった理由がわかると、再開後の最初の一球にも目を向けやすくなります。
まず、ここだけ
ITTF規則では、タイムアウトは一つの個人マッチで各選手・ペアにつき1回、最大1分。タオルは各ゲーム開始から両者の合計6ポイントごとなど、ゲーム間の休憩は最大1分です。
こんな場面から
新しいゲームが始まると、使ったタイムアウトは復活する?
初めて卓球を見る人、子どもと一緒に観戦する家族に。
得点・回転・用具から、ダブルスやTリーグのしくみまで、気になる疑問から確認できます。
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まず分ける|三つの「止まる時間」
この記事ではITTFの休憩規定を観戦の基本として整理します。タイムアウトは要求して取る時間、タオルは汗を拭くための短い中断、ゲーム間は一つのゲームが終わった後の休憩です。同じように選手が台から離れても、きっかけが違います。まず「ゲームの途中か、終わったところか」を見てみましょう。
下の図表は、三つを並べて覚えるためのZEROの整理です。テレビ中継の画面が切り替わった時間や、配信に広告が入った長さをそのまま規則上の休憩時間とみなすものではありません。大会独自の運用がある場合は大会案内も確認します。Tリーグのすべての中断をこの表だけで説明するものではありません。
規則・用語の根拠:ITTF 3.4.4(外部)
最大1分
タイムアウトとは別
| 得点 | 合計 | 6点ごとの区切り? |
|---|---|---|
| 4対2 | 6点 | はい |
| 6対1 | 7点 | いいえ |
| 7対5 | 12点 | はい |
タイムアウト|1ゲームに1回ではない
基本となるITTF規則では、各選手またはペアが、一つの個人マッチの中で1回、最大1分のタイムアウトを取れます。ここでいう個人マッチはシングルスまたはダブルスの一対戦です。ゲームが変わっても使用回数が戻るわけではなく、ダブルスも二人で一つのペアとして数えます。
要求できるのはゲーム中のラリーとラリーの間です。手でTの形を作り、有効な要求を受けた審判は白いカードを示します。要求した側が再開の準備を整えれば、1分を待たずに再開する場合もあります。ラリーの最中に、打球への対応を止めるための合図ではありません。
観戦では「どちらが取ったか」をまず確認します。ベンチの映像に両方の選手が映っていても、双方がタイムアウトを使ったとは限りません。画面の表示や審判の合図と合わせて見ると、終盤に残っている選択肢を考えやすくなります。選手の表情だけから、要求した人や理由を決め付けないようにします。
要求者も規定で分かれます。個人種目では選手・ペアまたは指定アドバイザー、団体種目では選手・ペアまたはチームキャプテンです。要求するかで意見が割れた場合、個人種目は選手・ペア、団体種目はキャプテンの判断を優先します。単にベンチの誰かが合図したから成立したと考えず、有効な要求を審判が受けたことを確認します。
規則・用語の根拠:ITTF 3.4.4.2(外部)
タオル|二人の得点を足して6点ごと
タオルの短い休憩は、各ゲーム開始から合計6ポイントごと、そして最終可能ゲームのエンド交代時に認められます。「どちらかが6点を取るたび」ではありません。たとえば4対2も3対3も合計6点、7対5なら合計12点です。この合計はゲームが新しくなると最初から数えます。
仮に3対2から一方が得点して4対2になったら、合計が5から6へ進みます。この場面で選手がタオルへ向かえば、タイムアウトを使ったのだろうかと迷う前に、合計点を確認できます。反対に6対1は合計7点です。「得点板に6がある」ことと「合計6ポイントの区切り」は違います。
タイムアウトの最大1分を、タオルの時間にも当てはめないことが大切です。規則の表現は短い休憩であり、三種類すべてが同じ長さではありません。観客としては、選手が戻って構え始めたら次のサーブへ目を戻します。タオルの間に直前の点数を一度整理するだけでも、再開後の流れを追いやすくなります。
規則・用語の根拠:ITTF 3.4.4.1.2(外部)
ゲーム間|得点とゲーム数を整理する
一つの個人マッチの連続するゲームの間には、最大1分の休憩があります。ゲームの終了をきっかけとする休憩なので、ゲーム中に要求するタイムアウトとは別です。すでにタイムアウトを使った選手にもゲーム間の休憩があります。マッチが終わった後の次の対戦までの待ち時間は、また別に考えます。
休憩に入ったら、今のゲームの得点と、両者が取ったゲーム数を分けて確認してみましょう。たとえばITTF基本規則の試合で第2ゲームを取ってゲーム数が1対1になったなら、次のゲームはポイントを0対0から始めます。今季Tリーグの最終ゲームの6対6開始など、大会独自の方式とは分けます。直前のゲームの終盤の数字を持ち越して見ないよう、得点板のどの欄が変わったかに注目します。
ベンチで何を話したかは、音声や公式の説明がなければ観客にはわかりません。「サーブの相談をしたはず」と断定するより、再開後に実際に見えた変化を記録すると観戦の手掛かりになります。選手が立つ位置、相手との距離、最初の返球の長さなど、一つだけ比較する対象を選んでおきます。
規則・用語の根拠:ITTF 3.4.4.1.1(外部)
再開後を見る|勝敗だけで効果を決めない
ここからはZEROの観戦の提案です。休憩前の最後の一球と、再開後の最初の一球を比べてみましょう。たとえば短いサーブが続いていた場面で長いサーブに変わった、レシーブの構える場所が変わった、といった観察です。違いを言葉にすると、速いラリーの中にも見たい場面ができます。
再開直後に得点しても、タイムアウトだけが原因だったとは確定できません。相手のミスや、サーブ権の違いなども関わります。一球を取れなかったから休憩が無意味だったとも言い切れません。「次の一球の結果」と「何を変えたか」を分けると、数ポイント先まで試合を楽しめます。
ZEROの観戦提案・仮例
次の観戦で|止まった理由を一つ確認する
覚える順番は、ゲームが終わったか、Tの合図や白いカードがあったか、得点の合計が区切りに達したか、です。すべての中断を必ずこの三つに分類する必要はありません。会場の状況など別の理由で止まることもあるので、判断できないときは審判や実況の説明を待ちましょう。
九州カリーナの選手を追うときも、休憩前の点数、再開後に気付いた動き、次に確認したい疑問を短く残してみます。試合が止まる時間を規則の暗記だけで終わらせず、プレーへ戻る準備として使う提案です。大会ごとの規定と、この記事のITTFの基本を区別しながら見ていきましょう。
ZEROの観戦提案・仮例
条件を確かめて、理由をたどる
具体例を一緒に読む
二人ともベンチへ行ったら、双方のタイムアウト?
この例の条件
AもBもタイムアウトをまだ使っていない個人マッチ。ラリー間にAだけが有効なタイムアウトを要求し、中断中はBも助言を受けていました。
-
要求した側を確認
タイムアウトの使用は、誰がベンチへ行ったかではなく、有効な要求をどちらがしたかで確認します。この例ではAです。
-
残り回数を分ける
Aはこのマッチのタイムアウトを使いました。Bは要求していないので、自分の1回を残しています。次のゲームになってもAの回数は戻りません。
-
再開の条件を確認
Aが準備できた時点か、1分が経過した時点の早い方で再開します。休憩は必ず60秒を使い切るものではありません。
ここがポイント
見るものは「要求した側」「そのマッチでの使用状況」「再開の合図」の三つです。
条件を一つ変えると?
AとBが同時に有効な要求を出したら?
双方が1回を使います。両者の準備ができた時点か、1分が経過した時点の早い方で再開し、そのマッチで双方とも追加のタイムアウトは取れません。
ITTF国際競技規定3.4.4.2〜3.4.4.2.6の仮例。 根拠の資料を開く(外部)
場面から考えてみる
答えを見る前に、どの規則・どの場面かを考えてみましょう。
新しいゲームが始まると、使ったタイムアウトは復活する?
ITTFの基本規定では復活しません。一つの個人マッチで各選手・ペアにつき1回です。
4対2と6対1。合計6ポイントのタオルの区切りはどちら?
4対2です。両者のポイントを足すと6になります。6対1は合計7ポイントです。
タイムアウトを使い切ると、ゲーム間の休憩もなくなる?
なくなりません。ゲーム間の最大1分の休憩は別の規定です。
タイムアウト後の一球を取れた。休憩だけが勝因と判断できる?
断定できません。点数の結果と、再開後に実際に変わったプレーを分けて観察します。
確認した一次情報
確認日:2026-09-12。規則・技術の説明は下記資料を参照し、観戦の提案はZEROの解説として区別しています。公式資料の全文ではありません。図と仮の場面はZERO作成です。
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