TABLE TENNIS · FIRST GAME GUIDE
卓球ダブルスのルール|打つ順番と二人の動き方
一球を打った選手が台の前を離れ、もう一人が入ってくる。卓球ダブルスの忙しい動きは、決められた打順とつながっています。まず四人の順番から見てみましょう。
まず、ここだけ
一般のダブルスは、サーブをした人→受けた人→サーバーの相方→レシーバーの相方の順で打ちます。近くにいる方が自由に打つルールではありません。
こんな場面から
AとBのペアで、Aの次に来た球がAの目の前へ。Aがもう一度打てる?
初めて卓球を見る人、子どもと一緒に観戦する家族に。
得点・回転・用具から、ダブルスやTリーグのしくみまで、気になる疑問から確認できます。
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打球とポイントを別々に進める
一般のダブルス、第1ゲームの最初の8ポイントを扱う仮例です。促進ルールは未適用。A・B対X・Yで、最初はAがXへサーブします。
打球を進める=同じラリーの続きを見る。次のポイントへ=ラリーを終え、得点が一つ進んだ後のサーブへ移る。
- 1番目A今打つ人
- 2番目Xレシーブ
- 3番目Bサーバーの相方
- 4番目Yレシーバーの相方
合計0点。AからXへサービス。1球目を打つのはAです。
まずここから|A→X→B→Yの順に打つ
ここでは立位の一般的なダブルスを説明します。味方をAとB、相手をXとYと呼びます。AがXへサーブをしたら、Xのレシーブを次に打つのはB。その返球をYが打ち、次はAに戻ります。A→X→B→Yという順番が、そのラリーの間は続きます。味方同士でも、一人が続けて打つことはできません。
仮にBが大きく横へ動かされ、戻るのが遅れたとします。ボールの近くにAがいても、Bの打順を代わって打つことはできません。だから、ダブルスでは自分が返せるかだけでなく、次に相方が入ってこられるかも大切になります。四人全員を追うのが難しければ、最初は片側のAとBだけに目を向けてみましょう。
ITTF規則には、ペアの少なくとも一人が身体障害により車いすを使う場合、そのペアは最初のサーブ・レシーブの後はどちらが返球してもよいという例外があります。この記事の交互打球の図を、すべてのパラ卓球ダブルスへ一律に当てはめないでください。大会や種目の案内で適用規則を確認します。
規則・用語の根拠:ITTF 2.8(外部)
味方:A・B / 相手:X・Y
- 第1球Aサーブ →
- 第2球Xレシーブ →
- 第3球B次は相方 →
- 第4球Yその後Aへ
| 担当の順 | サーバー → レシーバー |
|---|---|
| 1 | A → X |
| 2 | X → B |
| 3 | B → Y |
| 4 | Y → A |
サーブだけ|自分の右半面から相手の右半面へ
ダブルスのサーブは、まずサーバー側の右半面、次にレシーバー側の右半面で弾ませます。それぞれが自分のエンドから台を見たときの右側なので、上から見ると対角線方向になります。台の中央線は右半面の一部として扱われます。シングルスのサーブと違い、どこへでも自由に出せるわけではありません。
この右半面の制約はサーブの落下場所に対するものです。レシーブ以降もずっと対角線へ返し続けるという意味ではありません。相手コートへ正しく返すという規則の中で、ストレートへも、角度をつけても返せます。「最初の一球の場所」と「その後に打つ人の順番」を分けて覚えると、混乱しにくくなります。
観戦では、最初にサーバーとレシーバーの名前を確かめます。そしてレシーブがどこへ返ったかを見ましょう。返球先へ入るのはサーバー本人ではなく相方です。この違いを意識すると、サーブを出した選手が、打った直後に少し横や後ろへ動く理由を考えやすくなります。
規則・用語の根拠:ITTF 2.1.6・2.6.3(外部)
サービス交代|受けていた人が次に出す
ITTFの基本規則では、得点が2点進むごとにサービスが交代します。10対10以降などは1点ずつです。ダブルスでは、直前まで受けていた選手が次のサーバーになり、直前のサーバーの相方がレシーバーになります。AからXで始めた例なら、次はXからB、その次はBからY、さらにYからAです。
たとえばAがXにサーブを出す2ポイントが終わると、XがBにサーブを出します。Aの次に同じペアのBが出すわけではありません。各ラリーの中の打順と、ラリーが終わってからのサービス担当の交代は、別々の順番です。図を見ながら「いまの一球」と「次のサーブ」を分けてたどってみてください。
次のゲームでは、前のゲームで先に受けたペアが先にサービスします。そのペアが最初のサーバーを選び、最初のレシーバーは前ゲームでその選手へサービスしていた相手になります。四人の例は後の「具体例を一緒に読む」でたどります。ITTF基本規則の最終可能ゲームでは、どちらかが先に5点へ達したとき、次に受けるペアがレシーブ順を入れ替えます。
規則・用語の根拠:ITTF 2.13.4〜2.13.6(外部)
観戦のヒント|打つ人より、打った人を見る
ここからはZEROの観戦の提案です。Aが打った瞬間、次に来る味方の打球はBが担当します。Aが台の前に長く残ると、Bが入る場所やラケットを振る空間が狭くなる場合があります。Aがどこへ離れ、Bがどこから入るかを見ると、打っていない時間にも連係が続いていることがわかります。
二人は毎回同じ円を描いて回ればよい、という単純な話ではありません。相手の返球コース、二人の利き手、打球した位置によって移動は変わります。右利き同士と右利き・左利きの組合せでも入り方は異なり得ますが、利き手の組合せだけで有利不利やペアの強さを決め付けることはできません。
見る範囲を絞るなら、片側のペアの足元を一往復だけ追います。「打ったあと横へ動いた」「相方が前へ入った」「次の返球で後ろへ下がった」と、位置の変化をそのまま言葉にします。最後に打った選手だけでなく、その前に相方の場所を作った選手にも目を向けると、同じラリーに別の見どころが生まれます。
ZEROの観戦提案・仮例
Tリーグを見るなら|打順とゲーム方式を分ける
2026年9月12日に確認したTリーグの2026–2027案内では、チーム対戦は1ダブルス・3シングルスが基本で、ダブルスは3ゲームマッチです。2ゲームを先取したペアがそのマッチを取ります。二人で勝ったからチームのマッチ数も2増えるわけではなく、ダブルスも一つのマッチとして数えます。
今季Tリーグでは第3ゲームは6対6から始まり、通常ゲームは11点先取、最終ゲームは2点差まで続く独自方式があります。前の節で説明したITTF基本規則の5点時の扱いを、6対6開始の場面へそのまま重ねて判断しないようにします。大会独自の運用は公式案内や審判の進行を確認し、得点記事と合わせて見てください。
次のダブルスでは、最初に四人の打順、次にサービス交代、最後に打った後の移動を一つずつ見ます。一度にすべてを理解しようとしなくて十分です。九州カリーナを観戦する際も、出場ペアはその試合の公式発表で確認し、紹介ページの選手一覧から特定の組合せが必ず出るとは考えないようにしましょう。
規則・用語の根拠:Tリーグ 2026–2027の方式(外部)
条件を確かめて、理由をたどる
具体例を一緒に読む
第2ゲームの最初の受け手は、どう決まる?
この例の条件
一般のダブルスでA・B対X・Y。第1ゲームはAがXへサービスして始まりました。第2ゲームでは、先にサービスするX・Y側がYを最初のサーバーに選びます。
-
第1ゲームの関係を並べる
サービス担当はA→X、X→B、B→Y、Y→Aの順に移ります。YへサービスするのはBという関係です。
-
第2ゲームの最初のサーバーを確定
前のゲームで最初に受けたX・Y側が先に出します。そのペアはX・Yのどちらを最初のサーバーにするか選べます。ここではYです。
-
Yが前のゲームで受けていた相手を探す
第2ゲーム以降の最初のレシーバーは、前のゲームでそのサーバーへサービスした選手です。したがってBが受け、第2ゲームはY→Bで始まります。
ここがポイント
「先に出すペア」「そのペアの最初のサーバー」「規則から決まるレシーバー」を順に分けます。
条件を一つ変えると?
第2ゲームの最初のサーバーにXを選んだら?
前のゲームでXへサービスしたAが受けるので、X→Aで始まります。受ける側がそのつど自由に選び直すわけではありません。
ITTF 2.13.4〜2.13.6に基づく、ゲーム開始の組合せの仮例。 根拠の資料を開く(外部)
場面から考えてみる
答えを見る前に、どの規則・どの場面かを考えてみましょう。
AとBのペアで、Aの次に来た球がAの目の前へ。Aがもう一度打てる?
一般のダブルスでは打てません。次の味方の打順はBです。近い方が打つ方式ではありません。
A→Xのサーブが2ポイント終わった。次のサーブは誰から誰へ?
XからBです。直前のレシーバーがサーバーとなり、直前のサーバーの相方が受けます。
レシーブも相手の右半面へ返す必要がある?
ありません。右半面から右半面という落下場所の条件はサーブのものです。レシーブ以降の返球コースとは分けて考えます。
確認した一次情報
確認日:2026-09-12。規則・技術の説明は下記資料を参照し、観戦の提案はZEROの解説として区別しています。公式資料の全文ではありません。図と仮の場面はZERO作成です。
次の「わかる」へ
公式映像で試す:同じ1ポイントを3回見る →
打つ順番を、実際のハイライトで追う観戦ガイドです。
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