TABLE TENNIS · FIRST GAME GUIDE
卓球のドライブ・ツッツキ・ブロック・カット|技術名と一球の見方
「ドライブをブロック」「ツッツキから攻撃」。実況で聞いた名前を、いま見たラリーにつなげてみましょう。まず四つの基本的な呼び方と、観戦で目を向ける場所を整理します。
まず、ここだけ
ドライブは上回転をかける技術。ツッツキとカットは下回転で返す技術で、打つ位置も手掛かりになります。ブロックは台に近い位置で相手の強打を返す技術です。名称だけで攻守や得点は決まりません。
こんな場面から
速く飛んだ球なら、必ずドライブ?
初めて卓球を見る人、子どもと一緒に観戦する家族に。
得点・回転・用具から、ダブルスやTリーグのしくみまで、気になる疑問から確認できます。
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四つを比較|回転・位置・動きを分ける
同じ「返す」プレーにも、来た球を利用するもの、自分から回転をかけるもの、台に近い場所で触るものなどがあります。技術名を覚えるときは、まず回転、打球する位置、ラケットの動きという三つの見方を分けましょう。どれか一つだけですべての打法を判定するための一覧ではありません。
下の比較は、日本卓球協会の用語集をもとに、ZEROが観戦の入口として整理したものです。技術の名前と「次にどこを見るか」を並べています。選手の体格、用具、来た球によって動作は変わるので、正しいフォームを一つに決める図ではありません。まず実況で聞いた名前を一つ探す使い方で十分です。
規則・用語の根拠:日本卓球協会「ドライブ・ツッツキ・ブロック・カット」(外部)
ドライブ
上回転をかける
見る場所:打つ前後のラケットの動き
ツッツキ
台上で下回転を返す
見る場所:球に触れる位置と返球の長さ
ブロック
台の近くで強打を返す
見る場所:バウンド後のタイミング
カット
台の後方から下回転で返す
見る場所:台との距離と次の位置取り
仮のラリー:A ツッツキ → B ドライブ → A ブロック → 続く
ドライブ|速さだけでなく回転に注目
ドライブは上回転をかける技術の呼び方です。上回転はボールの回転の種類、ドライブはそれを使った打法の名前として分けると整理できます。強く速く飛んだという印象だけで、すべてを同じ打法と決めないことが大切です。フォアハンドでもバックハンドでも使われます。
観戦では打つ瞬間だけでなく、その前にラケットをどこへ準備し、打った後にどちらへ動かしたかを見てみます。球だけを目で追っていると見落としやすい部分です。スロー映像があれば、一度は手元、一度は相手コートへの飛び方と、注目する対象を分けて見返してみましょう。
回転の量は、普通の中継映像から正確に測れるものではありません。「弧を描いたから回転は毎秒何回」と数字を当てはめず、まず実況の説明と見えた動きを結び付けます。球が遅く見えた場面にも、相手が返しにくい理由があるかもしれないと考えると、強打以外の見どころも増えます。
規則・用語の根拠:日本卓球協会「ドライブ」(外部)
ツッツキ|下回転を下回転で返す
ツッツキは、下回転の球に対して台上で下回転をかけて返す基本技術です。卓球レポートの指導解説でも、ボールの下側をこするように打つ方法が紹介されています。一方、同じ解説は下回転に対するドライブも扱っています。「下回転が来たら、必ずツッツキしか選べない」という意味ではありません。
次の観戦では、台の近くで短い動作が続いた後、どちらの選手が大きな動きへ切り替えたかを見てみましょう。ツッツキの一球だけを切り取るより、その次の攻撃とのつながりを探す見方です。返球が相手のどの位置に入り、相手が前へ出たか、後ろへ動いたかを合わせて追います。
短く返った球がすべて同じ技術というわけでもありません。球の長さと打法の名称は別の情報です。実況がツッツキと呼んだ場面を起点に、接触する位置や動作を見比べてみましょう。見えない回転まで断定せず、「台の近くで小さく返した」という観察から始められます。
規則・用語の根拠:卓球レポート 下回転に対する基本打法(外部)
ブロック|小さな動作もラリーを変える
ブロックは台に近い位置で、相手の強打をバウンドの早い段階で返す技術です。大きく振り抜く動きが目立たなくても、相手へ球を返しています。観戦では攻撃した側のスイングに目を奪われがちなので、次の一球は受ける側の手元へ視線を移してみましょう。
「ラケットを出しただけ」に見える場面でも、どの位置で触り、どこへ返したかを追うと印象が変わります。たとえば仮のラリーで、強打を受けた側が相手の空いた方向へ返し、攻撃側が走らされたなら、その返球にも展開を変える役割があります。小さな動作と影響の小ささは同じではありません。
ただし、相手の攻撃を返した球をすべてブロックと呼ぶわけではありません。打ち返す動作や回転を加えた応用もあるため、この四分類で全技術を説明し切ろうとしないことが大切です。まずは台との距離と、バウンドしてから打つまでのタイミングを見ます。
規則・用語の根拠:日本卓球協会「ブロック」(外部)
カット|台からの距離も見る
カットはエンドラインより後ろで下回転をかけて返す打法です。ツッツキとの比較では、下回転という共通点に加え、どこでボールを打ったかを見ると理解しやすくなります。台から離れた選手がどんな球を返したか、次の打球に向けてどこへ戻ったかを追ってみましょう。
後方にいる選手の返球がすべてカットだと判断するのは早計です。位置だけでは打法は決まらず、同じ選手が別の技術を使うこともあります。また、カットを使った一場面だけで、その選手の戦型全体まで確定することもできません。技術名と選手のプレースタイルを分けて考えます。
規則・用語の根拠:日本卓球協会「カット」(外部)
仮のラリー|名前を順番につなげる
ZEROの仮例です。Aがツッツキで返し、Bがドライブで攻め、Aがブロックで返してラリーが続いたとします。三つの名前を別々に暗記するより、「下回転のやり取りから攻撃へ、さらに返球へ」と流れで読むと実況の一文を追いやすくなります。この順番が必ず起きるという決まりではありません。
見返すときは、得点した最後の球から一つ前へ戻ってみましょう。最後の強打が目立っても、その前の返球で相手の位置が変わっていたかもしれません。技術名を言えることに加えて「その球の後で何が変わったか」を一つ探すと、ラリーの見方が広がります。
九州カリーナの試合でも、一度に全選手の全打法を覚える必要はありません。気になる選手の一つのラリーを選び、聞き取れた技術名と見えた動きを並べてみます。わからない球は無理に分類せず、回転の解説や用具の記事へ戻り、次の観戦で確かめる疑問として残しましょう。
ZEROの観戦提案・仮例
条件を確かめて、理由をたどる
具体例を一緒に読む
下回転のやり取りから、どこで攻撃に変わった?
この例の条件
仮のラリーでAが長いツッツキ、Bがドライブ、Aがブロックと返しました。技術名と役割を一つずつ結び付けます。
-
Aのツッツキは下回転の返球
「長い」は球の長さ、「ツッツキ」は打法です。ツッツキでも短い球だけとは限らず、この例ではB側の奥へ送っています。
-
Bは下回転をドライブで返す
来た球が下回転でも、自分から上回転をかけて攻撃する選択があります。相手の回転がそのまま次の球の回転名になるわけではありません。
-
Aのブロックが続きの展開を作る
Bの攻撃で必ず終わるわけではありません。Aの返球コースにより、Bは次の打球場所へ移動する必要があります。小さな動作も相手の準備を変えます。
ここがポイント
「来た球 → 使った技術 → 次の相手の動き」を一組として見ると、技術名がラリーの説明になります。
条件を一つ変えると?
最初の球が、台の中に短く収まるツッツキだったら?
Bが同じ大きさのスイングを使えるとは限りません。台上の短い返球やフリックなども観察候補になります。長さが変わると、打つ場所と選べる動作も変わります。
用語集の技術定義と本文の指導資料を使ったZEROの観戦例。必勝手順ではありません。 根拠の資料を開く(外部)
場面から考えてみる
答えを見る前に、どの規則・どの場面かを考えてみましょう。
速く飛んだ球なら、必ずドライブ?
速さだけでは決まりません。ドライブは上回転をかける技術で、打法の動きも合わせて見ます。
下回転が来たら、ツッツキしか選べない?
いいえ。ドライブで対応する技術もあります。来た球や状況によって選択は変わります。
相手の強打を小さな動作で返した。見るべきところは?
台との距離、バウンド後の打球タイミング、返したコースを見ます。ブロックを理解する手掛かりになります。
台から離れた選手が返球したら、すべてカット?
いいえ。位置だけでは決まりません。回転や動作も必要で、一球だけで選手の戦型全体も決められません。
確認した一次情報
確認日:2026-09-12。規則・技術の説明は下記資料を参照し、観戦の提案はZEROの解説として区別しています。公式資料の全文ではありません。図と仮の場面はZERO作成です。
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