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ルール・名場面 まずここから 図でわかる 約8分

FOOTBALL RULES / BALL OUT OF PLAY

ボールがラインを割ったのはいつ? 「三笘の1ミリ」でわかる判定

横から見ると、ボールが線の外へ出たように見える。それでもプレーが続くことがあります。判定の基準は、ボールが地面に触れている場所ではなく、丸いボール全体が線の外へ出たかです。

公開 2026年8月25日 公式確認 2026年8月25日 内容点検 2026年8月26日 国際・国内競技団体の一次情報を確認

読む前に、ここだけ

この記事が役立つ場面

内容点検 2026/8/26

こんな人に

この競技を始めたばかりの人、子どもに短く説明したい家族、初観戦の前に判定を一つ覚えたい人に向いています。

先に読むなら

用語が分からなくなったら用語集へ戻れます。最初は完璧に覚えず、この記事の30秒要約と図だけでも大丈夫です。

この競技の用語集

具体例を一つ

ボールがライン際へ行ったら、選手の足元だけでなくボール全体とラインの位置を見ます。得点直前なら、VARがどの場面から確認しているかにも注目しよう。

30秒でわかる

ボール全体が、ラインの外側を完全に越えたらアウト

ボールの一部でもタッチラインやゴールラインの真上に残っていれば、ボールはまだインプレーです。地面との接地点が線の外でも、それだけではアウトになりません。

競技規則は、地上でも空中でもボールがラインを完全に越えたかを見ます。線そのものはフィールドの一部です。

いつ変わった? サッカーのルール変更年表で昔と今を比べる

まずここから

3つを順番に見よう

1

ライン上

ボールが線にかかっているので、もちろんインプレーです。線はフィールドの一部として扱います。

2

接地点は外、でも真上に重なる

丸いボールの外側がラインの真上に少しでも残っていれば、まだインプレーです。横からだけでは見分けにくい場面です。

3

ボール全体が外

地上でも空中でも、ボール全体がラインの外側を完全に越えた瞬間にアウトです。

図でわかる

線に触れていなくても、真上に残っていればセーフ

真上から見たつもりで、ボールとラインの重なりを3段階に分けます。

線に触れていなくても、真上に残っていればセーフ
ボール全体が越えたときだけアウト
  1. 1 ライン上 ボールが線にかかっているので、もちろんインプレーです。線はフィールドの一部として扱います。
  2. 2 接地点は外、でも真上に重なる 丸いボールの外側がラインの真上に少しでも残っていれば、まだインプレーです。横からだけでは見分けにくい場面です。
  3. 3 ボール全体が外 地上でも空中でも、ボール全体がラインの外側を完全に越えた瞬間にアウトです。

接地点ではなく、丸いボール全体を見る。少しでもラインの真上に残っていればインプレー。

※図はルールや役割の考え方を整理したものです。実際の判定は、プレー全体を見て審判が行います。

もっとわかる

どこから見るかで、見え方は大きく変わる

ボールは球体なので、芝生に触れている小さな面と、ボールの最も外側の位置は違います。横から接地点だけを見ると外に見えても、真上から見ればボールのふくらみがラインへ重なっている場合があります。

タッチラインを完全に越えればスローイン、ゴールラインを完全に越えれば条件に応じてゴールキック、コーナーキック、または得点になります。どの再開になるかは、最後に触れた選手と、どこを越えたかで決まります。

VARを使う試合では、得点につながる直前にボールが外へ出ていたかも確認対象です。ボールアウトのような事実確認は映像で確認されることがあり、最終決定は主審が行います。

THE RULE IN A REAL MATCH

このルールが生んだドラマ

決まりを覚えるだけでなく、その判定が試合や人の記憶をどう動かしたかまでたどります。

FIFA WORLD CUP QATAR 2022 / JAPAN 2–1 SPAIN

出たように見えた折り返しが、日本を首位通過へ導いた

2022年12月1日、逆転した日本は三笘薫選手の折り返しから田中碧選手が得点。ボールがゴールラインを越えたかVARで確認され、得点が認められました。

試合
日本 2–1 スペイン
日時
2022年12月1日(現地時間)
得点
51分 田中碧
その後
日本がグループEを首位通過

1点を追う後半、日本は堂安律選手の得点で同点に追いつきます。その直後、ゴールライン際のボールを三笘薫選手が中央へ折り返し、田中碧選手が押し込みました。

一度はボールが外へ出たようにも見えましたが、VARによる確認を経て得点が認められました。日本はスペインに2–1で勝ち、グループEを首位で突破しました。

この場面が強く印象に残ったのは、ほんのわずかな位置の違いが一つの得点だけでなく、大会の行方まで動かしたからです。『ボール全体が越えたか』という短いルールが、世界中の人を映像へくぎ付けにしました。

試合でやってみよう

ラインの真上から、ボールの外側を見てみよう

次の練習で

ボールをラインの近くへ少しずつ動かし、横から見た印象と真上から見た重なりを比べます。接地点だけで決めない練習になります。

試合を見るとき

ボールがライン際へ行ったら、選手の足元だけでなくボール全体とラインの位置を見ます。得点直前なら、VARがどの場面から確認しているかにも注目しよう。

よくある疑問

ここも覚えておこう

ボールがラインに触れていなければアウトですか?

いいえ。ボールの接地点が線の外でも、丸いボールの一部がラインの真上に残っていればインプレーです。ボール全体が完全に越えたかで判断します。

『三笘の1ミリ』は本当に1ミリ残っていたのですか?

『三笘の1ミリ』は場面を表す通称です。FIFAやJFAが残っていた距離を公式に1ミリと測定・発表した名称ではありません。大切なのは、ボール全体がラインを越えたと確認されなかったことです。

ラインを割ったかはVARが最終決定しますか?

VARは映像で主審を助けますが、競技規則上の最終決定は主審が行います。得点前のボールアウトは確認対象に含まれます。

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公式ルール・出典

確認した一次情報

最終確認日: 2026-08-25。 この記事は公式ルールの理解を助けるやさしい解説です。実際の試合では審判の判定と大会規定が優先されます。