LEFT-SIDE PARTNERSHIP
3番×11番の連係とは?
左で前進し、逆側のゴール前までつなぐ
左サイドの二人は、左でボールを持つときだけの仲間ではありません。逆側にボールがあるとき、11番はファーポストへ、3番は中央へ絞る。ボールから遠い時間の動きが、得点と失点の両方に関わります。
読む前に、ここだけ
この記事が役立つ場面
内容点検 2026/9/2
こんな人に
3番・11番を任された選手、二人の距離や声かけを教えたい指導者・家族、ボールのない選手まで試合で追いたい人に向いています。
具体例を一つ
3番と11番は、左で外と内を分けて前進し、逆側へボールが移ったら11番はゴール前、3番は中央の守備へ移ります。同じ縦列から始まり、ボールの場所に合わせて違う終点へ向かいます。
この記事を手元に残す
あとで読む・読書履歴は、このブラウザの中だけに保存します。
30秒でわかる
二人の約束を一文で
3番と11番は、左で外と内を分けて前進し、逆側へボールが移ったら11番はゴール前、3番は中央の守備へ移ります。同じ縦列から始まり、ボールの場所に合わせて違う終点へ向かいます。
TRIGGER → TWO MOVES → OUTCOME
合図を見たら、二人が違う場所へ動く
図の矢印は絶対の正解ではありません。相手の動きに応じて選べる代表例です。「いつ動くか」と「相方がどこへ行くか」をセットで追ってください。
01 / WIDE ROTATION
11番が中へ入り、3番が左の幅を引き継ぐ
- 動く合図
- 11番が相手右SBの内側で前を向けそうになった瞬間。
- 3番
- 11番は中央へ入ってシュートと9番へのパスを見せます。
- 11番
- 3番は早く並ばず、11番が相手を引きつけた後に外側へ出ます。
この動きで起きること
相手右SBを内側へ動かし、外の3番か中央の11番という二つの出口を作れます。
02 / FAR POST
右から攻めたら、11番が遠いゴール前へ入る
- 動く合図
- 右の7番や2番が顔を上げ、クロスを入れられる瞬間。
- 3番
- 11番はボールだけを見ず、相手右SBの背中側からファーポストへ入ります。
- 11番
- 3番は11番と一緒にゴール前へ行かず、左後方と中央の間でこぼれ球とカウンターを準備します。
この動きで起きること
ゴール前の人数を増やしながら、跳ね返された後に左側が空になるのを防げます。
03 / FAR-SIDE DEFENDING
右から攻められたら、3番が中央へ絞る
- 動く合図
- 相手が自分たちの右側を突破し、クロスを入れそうな瞬間。
- 3番
- 3番はタッチライン際に残らず、CBの隣まで絞ってファーポストを守ります。
- 11番
- 11番は3番の外側とペナルティーエリア手前を見て、相手右SBの遅い攻撃参加を捕まえます。
この動きで起きること
3番がゴール前、11番がその外側を分担し、遠い側で相手を自由にしません。
SHORT CALLS
長い説明より、三つの短い声
「幅を取る!」
どちらかが左端を使う合図
次の動き:もう一人は内側か後方へずれ、別の高さを作る
「ファー!」
逆側からクロスが来る合図
次の動き:11番は遠いゴール前、3番は背後とこぼれ球を準備する
「中しめる!」
右から攻められたときの守備合図
次の動き:3番はCBの隣、11番は3番の外側へ戻る
同じ言葉でもチームによって意味は違います。ここにある言葉をそのまま正解にせず、練習前に二人と指導者で意味をそろえてください。
PAIR MISTAKE → ONE REPAIR
二人とも悪いのではなく、関係を一つ直す
| 起きていること | なぜ困る? | 次の1回で直すこと |
|---|---|---|
| 左で二人が同じ高さに並ぶ | 一つの守備線で止められ、縦パスと戻しの角度が作れません。 | ボールに近い人より、もう一人が少し前か後ろへずれます。 |
| 逆側からのクロスでも11番が左端に残る | ファーポストに攻撃人数が足りず、得点できる場所へ届きません。 | 右の選手が顔を上げたら、相手SBの背中側からゴール前へ入ります。 |
| 3番も11番もクロスへ入る | 跳ね返された瞬間、左後方から相手に運ばれます。 | 3番はこぼれ球と帰り道を優先し、11番の後ろを支えます。 |
| 右から攻められても3番が外に立つ | CBとの間が開き、ファーポストで相手に先へ入られます。 | ボールが遠いほど中央へ絞り、外側は11番へ伝えます。 |
PAIR × FORMATION
形が変わると、二人を助ける三人目が変わる
TRY TOGETHER
二人で試して、声とタイミングをそろえる
PRACTICE 01
左で作り、右から仕上げる
- 準備
- 左の2対1で前進したら中央を経由して右へ展開し、左の二人も動き直します。
- 見るポイント
- 11番はファーポスト、3番は左後方へ。ボールから遠くなった後の仕事まで続けます。
PRACTICE 02
クロス時の二階建て守備
- 準備
- 右からクロスを受ける3対3。3番と11番はゴール前と外側を分担します。
- 見るポイント
- 3番が中央へ絞る声と、11番が外の走者を引き受ける声を同時に出します。
試合を見るときの3テーマ
- 01ボールが右へ移った瞬間、11番が左端からゴール前へ動き始めるかを見る。
- 023番が高く上がったとき、左後方を誰が埋めているかを見る。
- 03守備時に3番と左CBの間隔、11番と3番の前後の距離を見る。
よくある疑問
役割を固定しすぎないために
右サイドの2番×7番と同じ考え方?
外と内を分ける基本は同じです。ただし逆側からのクロスでは、11番がゴール前、3番がその背後という別の役割がはっきり現れます。
11番はずっと左にいればいい?
いいえ。左で幅を取る時間も、中央でゴールへ関わる時間もあります。ボールと3番の位置を見て選びます。
3番はクロスへ入ってはいけない?
状況によって入れます。ただし後方を誰が守るかが決まっているときに限り、11番と同時に同じ場所へ入らないようにします。
左利きでないと11番はできない?
左利きである必要はありません。外へ進む、内側へ運ぶ、逆側クロスへ入るなど、利き足に合わせて選択を変えます。
小学生が最初に覚える一つは?
『11番が外なら3番は中か後ろ、11番が中なら3番は外』です。慣れたら逆側クロスの役割を加えます。
参考にした一次情報
3番×11番を、公式の育成・実戦分析から確認
- FIFA Training Centre — Game Insights: Using wide areas ↗
- FIFA Training Centre — Combination play in the final third ↗
- FIFA Training Centre — Movement of the front three ↗
- FIFA Training Centre — Collective ball recovery in a low block ↗
最終確認日:2026年9月2日。掲載した動きは代表例です。相手、味方、試合状況で選択は変わるため、実際の活動では指導者とチームの約束を優先してください。