BASEBALL RULES / FORCE & TAG
フォースアウトとタッチアウトは何が違う? 塁を踏むだけでよい場面を図解
同じように走者をアウトにするプレーでも、塁を踏むだけでよいときと、ボールを持ったグラブで走者に触らないといけないときがあります。まず、打者が走者になったことで次の塁へ進む義務があるかを見ます。
30秒でわかる
次の塁へ進まなければならない走者は、塁を先に取られるとアウト
打者が走者になり、元の塁を占める権利を失って次の塁へ進む義務が生じた状態がフォースです。守備はボールを持って次の塁に先に触れればアウトにできます。フォースが消えた走者には、塁を離れている間にボールを持った手やグラブでタッチします。
フォースの状態は、後ろの走者がアウトになるなどして途中で消えることがあります。先に一塁で打者走者をアウトにしたら、一塁走者を二塁でアウトにするには、塁を踏むだけでは足りません。
WATCH IN 30 SECONDS
同じ二塁なのに、アウトの取り方が変わる。
先に二塁でアウトを取る場合と、先に一塁で打者走者をアウトにする場合を比較。フォースが消えると、塁を離れた走者へのタッチが必要になります。 自分の競技でも、味方が動いたあとに空間や選択肢を見直してみてください。
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こんな場面から
ダブルプレーでは、最初のアウトでフォースがどう変わるかを見よう。二塁手や遊撃手が塁に触れてから一塁へ送る理由がわかります。
初めての試合で判定に迷ったら、まず一つだけ。子どもと一緒に読める言葉で、その場面をほどきます。
知らない言葉は、途中で用語集へ戻れます。まずは30秒要約と図からどうぞ。
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この記事の目次 8項目
まずここから
ルールを見る3つの手がかり
01
後ろを見る
打者走者が一塁へ来るので、一塁走者は元の一塁に残れません。二塁へ進む義務ができます。
02
塁へ送る
守備がボールを持って二塁へ先に触れると、一塁走者はフォースアウトです。走者へのタッチは不要です。
03
先に一塁なら、条件を見直す
先に打者走者が一塁でアウトになると、一塁走者の進む義務が消えます。二塁へ送っても、塁を踏むだけではアウトになりません。塁を離れた走者へのタッチが必要です。
図でわかる
先に二塁と、先に一塁。二つの順番を比べる
走者一塁、ノーアウトの内野ゴロを比べます。二つ目の図では、二塁へ着く前に打者走者がアウトになっています。
先に二塁でアウトを取る
先に一塁で打者走者がアウト
赤の「打」は打者走者、「走」は元の一塁走者。青の「守」は守備、黄色はボールです。走者一塁の内野ゴロで、関係者だけを示しています。
| 一塁走者を狙う時点 | フォース | アウトにするには |
|---|---|---|
| 打者走者がまだ残っている | あり | 走者より先に、ボールを持って二塁へ触れる。走者へのタッチでもよい。 |
| 先に打者走者が一塁でアウト | 解除 | 塁を離れた走者へタッチする。二塁へ触れるだけでは足りない。 |
もっとわかる
フォースはプレーの途中で消えることがある
先に一塁で打者走者がアウトになった場面では、一塁走者を押し出す相手がいなくなります。元の一塁へ戻れるので、二塁で待つ守備は、ボールを持って二塁に触れるだけではアウトを取れません。塁を離れた走者へのタッチが必要です。
満塁では、すべての走者が後ろから押し出されています。ホームを含む各塁でフォースアウトを取れますが、後ろの走者が先にアウトになると状況が変わるので順番が大切です。
ほかの競技でも、動きの後で判断を更新する
ここからは野球の規則そのものではなく、観戦や練習で試せる見方です。サッカーやバスケでも、味方が移動すると空いた場所やパスの選択肢が変わります。プレー前に決めた動きを続ける前に、今の配置をもう一度見てみましょう。
野球では『打者走者がアウトになった』という変化が、残った走者への対応を変えました。自分の競技なら何が合図になるか、試合映像を止めて仲間と話すと、判断の理由を共有できます。
PAUSE & THINK
一塁のアウトを見たあと、二塁でどう守る?
ノーアウト、走者一塁の内野ゴロです。最初のアウトで変わった条件を見ます。
CASE 01
一塁で打者走者がアウトになった
元の一塁走者は、まだ一二塁間にいます。一塁手が二塁へ送球しました。受けた守備はどうしますか?
- 打者走者はすでにアウト
- 走者は塁を離れている
- 飛球後のアピールではない
選択肢を一つ選び、考え方を比べてみよう。何度でも選び直せます。
二塁を踏めばアウトになるフォースが消えています
打者走者のアウトで、一塁走者の進む義務がなくなりました。二塁に触れるだけでは、この走者をアウトにできません。
塁を離れた走者にタッチするこの場面ではタッチが必要です
ボールを持った手か、ボールが入ったグラブで走者に触れます。走者が先に塁へ着けば、このタッチでアウトにはできません。
試合でやってみよう
打つ前に『走者はどこ?』を確認しよう
次の練習で
ノックの前に「走者一塁、ノーアウト」と声をそろえます。次に二塁から一塁、一塁から二塁の二通りを比べ、二つ目のアウトで塁と走者のどちらを狙うか説明してみましょう。
試合を見るとき
ダブルプレーでは、最初のアウトでフォースがどう変わるかを見よう。二塁手や遊撃手が塁に触れてから一塁へ送る理由がわかります。
迷ったときに
よくある疑問
塁を踏めば、いつでも走者はアウト?
いいえ。フォースの状態や飛球後のアピールなど、規則上その塁へ触れる意味があるときだけです。通常は走者へのタッチが必要です。
満塁ならホームでも塁を踏むだけ?
打者が打って走者全員に進塁義務がある間は、捕手がボールを持って本塁へ先に触れれば三塁走者をフォースアウトにできます。
フォースアウトも得点より先でないとだめ?
第3アウトが打者走者の一塁到達前のアウトやフォースアウトなら、そのプレー中の得点は認められません。
ZEROで実際に見てみよう
ルールを知ったら、野球の記録へ
次に学ぶ
同じ競技のやさしい解説
公式ルール・出典
確認した一次情報
- MLB公式用語集:Force Play ↗
- WBSC Official Rules of Baseball 2025–2026:10.7.4〜10.7.6(走者のアウト) ↗
- NPB 2026年度 野球規則改正 ↗
最終確認日: 2026-10-06。 この記事は公式ルールの理解を助けるやさしい解説です。実際の試合では審判の判定と大会規定が優先されます。